昨日25日月曜は、朝から雪が降り始め、一面の雪景色。幸いにも定休日、私たちは除雪作業の一日に。開けて本日26日火曜。青空とともに気温も上がり午後には屋根の雪も全て解消に。ほっと一息、昨日の雪到来の様々な風景に、お客さまと談じる本日のことです。
成人の日11日の臨時営業を終えて、「行こうか」と2人で向かった大垣市内にある深夜の映画館。題名は表記のとおり。場内の観客はやはりまばら。この手のシリアスな内容に関心のある中年夫婦が数組か。映画の舞台は第2次大戦直後の米ソ冷戦下、正規の国交が未成立状態の中、国家より委託された一民間弁護士による互いの軍事スパイ捕虜の交換交渉を描いた作品。国家の政治的思惑による意図の探り合いと騙しあいが絡みながら、トム・ハンクス演じる弁護士の主人公の思いと行動を描く2時間余。内容が史実とあって東西ベルリンの壁の様。当時の米ソそして敗戦国ドイツの様描写が戦後歴史の理解を深め大変に興味深く鑑賞。何よりも法廷で敵国人スパイ捕虜を弁護する事自体への国民の轟轟たる非難の中、信念を貫き弁護する主人公の確個とした人間尊厳への高いヒューマニズム精神と、その信念による行動に静かに深く感銘する見応えの映画の鑑賞に。またE.T.、ジェラシックパーク、インディジョーンズからシンドラーのリスト、プライベート・ライアンなど優れた多様な作品も世に出すスピルバーク監督とその土壌となるアメリカ合衆国自体にも大変に興味も抱く映画鑑賞のことでした。
実は正月3日午後。時間調整のため空いた2時間を大阪駅上シネマで観た映画の題名。「男はつらいよ」シリーズが終わってから、山田洋次監督作品を映画館で観ることはビデオレンタルが手軽なのか「おとうと」「母べえ」以来。そういえばどちらも主演に吉永小百合。今作品もやはり主演は吉永小百合、そして息子に二宮和也。どちらも演技にその人柄がでるような好演も多くおおいに楽しみに映画を鑑賞。映画は原爆投下の描写を日常の暮らしの進行を切り裂く様からはじまり、全編つうじてほぼ家の中だけで物語が進みながら戦争という行為の残虐さと悲惨さを鋭く告発し、幾度も涙溢れて感極まる映画鑑賞に。ただしかし気になることは最後の場面。何かしら山田洋次氏らしからぬ映画結末かと思ったのは私だけなのか、内容をここではふれぬもののふと考える映画鑑賞となった正月3日のことです。
全国的によく晴れて暖かい中で新年を迎えることとなりました。私たち2人も新年を上石津で迎え父母姉妹義弟とその甥姪の方々と楽しく集い、3ケ日は大阪に滞在し義父母や義妹宅でご家族の皆さまと交歓、カフェ仲間や前職場の方々と今年の抱負も語り、旧友の大学時代先輩を訪ねご意見も伺うなど、今年幕開けに関西を巡る楽しいお正月も過ごさせて頂きました。私たちのお店もこの春でようやく1年を経過。お店の形も緒についたばかりながら、やはり楽しく寛げて、憩い歓談できるあたたかい上石津にあるパンカフェとして、地域に根ざすお店となるように、一生懸命に努めたいとおもっております。本年もよろしくお願い致します。そして、皆さまにとって、本年がよい年となりますように。