ブログ

トップページ > ブログ > 生きる喜びのあり方を問う、

生きる喜びのあり方を問う、

ブログ

「ハッピー☆エンド」2025年日本製作1時間半余のシネマです。「在宅緩和ケア」を選択した5つの家族を取材したドキュメンタリー、過酷な延命治療で苦しむことなく、住み慣れた家で心と身体の苦痛をやわらげながら自分らしい日常生活を送れるようにする「在宅緩和ケア」。そこには末期がんで余命宣告を受け、病院での治療をやめて自宅で過ごす事を選んだ患者さん達とその家族が取材されます。在宅緩和ケアで2000人以上を看取った経験のある前橋市萬田診療所を運営する萬田緑平医師による適切な指導のもとで、患者たちが最後まで自然に生き抜いていく姿が描かれます。当診療所では抗がん剤で苦しみながらも効果が望めないのなら医療麻薬で痛みを緩和してやりたいことをした方がいいのでは?という考えのもと治療実施がなされています。萬田医師は治療を続けたい人は続けることを、通院が困難になれば在宅ケアや緩和ケア病棟入院のお手伝いを、がんと言われたら苦しい最後が待っているわけではなくて「死ぬまで辛くなく生きる」「できるだけ楽しく暮らせる」「最後まで目一杯自分らしく生きる」こと、そう希望する本人や家族を手伝うのが医師の仕事です、と述べています。お別れの会で「人は自然に生まれまた死んでいく、ありがとうね、いい人生だったよ」と言って、満面の笑みで孫を抱き寄せる、そんな場面も流れます。「生きている間に感謝を伝える」ことを萬田医師が後押しします。萬田医師は長く大学病院外科医として手術や抗がん剤治療に携わり「どうすればつらくない終末期を迎えられるか」との自問の末に、今に辿り着いたとの事です。ひとりの医師が刻んだ生き方と世界観にふれるドキュメンタリーシネマ鑑賞のことです。

 

アクセス

〒503-1631
大垣市上石津町前ヶ瀬27-1

TEL.0584-45-2937

カフェ
7:30分~16:30
パン
9:30頃~なくなり次第終了
定休日
毎月曜日(不定休あり)

関ヶ原インターチェンジから国道365号線を四日市・いなべ方面へ10キロ22分 駐車場15台
地域観光:多良峡・郷土資料館・かみいしづ緑の村公園・日本昭和音楽村など