この9月から毎週金曜日にアマゾンプライムで全世界に向け「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」の放映が開始されました。各シーズン8話前後の構成で、第1から第8シーズンまで放映計画とのこと。これはかつての2001年から03年までの「ロード・オブ・ザ・リング」の続編作品です。この作品はその後のシネマ「二つの塔」「王の帰還」での計三部作となり、世界中に指輪物語ファンのブームを巻き起こしたもの。余韻をかって、さらに2012年から14年までその前代を記す「ホビット」三部作を含めて指輪戦争を描く大ファンタジーシネマ。シネマ全体も風景描写の美しさや高い特殊撮影の技術と効果からも高く賞賛されて、いわゆる映画の世界では、かつての「ベンハー」や「タイタニック」に並ぶ高評価を記す識者も多いようです。この成功には原作「指輪物語」の面白さとこれを著した作家トールキンの功績に因るもののようです。彼により北欧をはじめヨーロッパ全域の神話伝承を丹念に調べ、魔界の冥王や妖精、魔法使いや小人や妖怪など登場させて、北欧や中欧の民族叙事詩を踏まえながら、指輪にまつわる長編の空想ファンタジーをこの本に著したもの、この作品は欧州では20世紀における最も人気高い小説の一つとの評価に。続篇作がいよいよ放映開始です。多少の商業イズムは差し引いても、やはり放映開始が愉しみな、ドラマ「力の指輪」のことです。
