昨日にモレラ岐阜シネマで観た「モリコーネ 映画が恋した音楽家」2021年製作イタリア2時間余を鑑賞。主人公モリコーネは、1960年代から2000年代にかけてテレビや映画音楽以上を手がけ、500作以上もの作品を残した音楽家とのこと。あの口笛で有名な「夕陽のガンマン」等マカロニウエスタンのテーマ音楽から、歴史映画「ミッション」、アクション映画「アンタチチャブル」やジョーン・バエズ「勝利への讃歌」、NHK大河ドラマ「武蔵」の冒頭テーマ曲など、多種多彩な領域の音楽を手がけたという驚きの作曲家です。製作に5年の密着取材と私たちもよく知る方含めた総勢70人以上もの関係者・著名人のコメントで彼の生い立ちや人生と作品製作の過程を描くドキュメンタリー作品。彼の製作を通じて、映画やテレビ音楽がいわゆる道徳的に単なる商業音楽との非難される領域の音楽からクラシック音楽に並ぶ芸術の領域にまで引き上げられました。随分に直近ながら初めて深く知る、音楽世界の歴史にもふれた感銘作の鑑賞のことです。