先日夕に観たシネマ「大名倒産」2023年松竹製作2時間余、浅田次郎の時代小説を原作としたシネマです。江戸時代後期、突然に藩主の跡継ぎだと知らされた主人公が、庶民から藩主へと大出世かと思いきや、25万両(100億円程)もの巨額な借金が判明することからシネマはスタート。主演にはCMに多数登場する神木隆之介、とくれば明るく肩の凝らないシネマと容易に想像を、しかも時代劇ながらも「マジっ?」「ウッソーン」の現代語劇に、愉しくユーモラスに引き込まれていく展開となっています。またシネマは幕府と藩と高利貸し業者という形をとりながら、政治家と利権業者によって地方政治と住民が犠牲者となる現代政治への批判精神もまた、浅田小説らしく?、確固としているとも思うシネマ鑑賞のことでした。