「デューン砂の惑星」は、2021年の米国映画。かつて80年代に制作されたシネマのリメイク版ですが、原作のSF大河小説『デューン』は、60年代に発表され何度も映画化が試みられながらも物語の複雑さと重厚さにより、映像化が困難とされ、中途断念の経過ももつ作品。設定は遠く1万年先もの未来に、価値のある香料の供給源でもある砂漠惑星の採掘と管理権をめぐって、宇宙帝国間の熾烈な攻防に対置する母親と主人公や原住民と砂虫の存在など、複雑に交錯しながら展開し、本作では完結せず次回予告で終焉。しかしながら、ずっしりと骨太な世界観の中で、内容は展開し飽きることなく進行を鑑賞。「スターウォーズ」はじめ幾つもの作品制作にも影響したとされる話題作の鑑賞でした。