ヒューマンで爽やかに、

やはり年の瀬に観た「雨に叫べば」2021年製作日本1時間半余、こちらはソフト。何事にも自信がない女性映画監督が製作する映画撮影の舞台裏、落ち目女優やアイドル男優やストレス溜めたベテランスタッフの不満が爆発し、カラミのシーン撮影に大騒動を演ずることに。コントロール不在な撮影進行をつうじ窮地に至った女性監督が追い込まれた末に腹を据え一転して面目躍如の行動に。不幸な身上を逆手に前に進もうとする主人公に松本まりかが好演技。土壇場での起死回生にホッとしてヒューマンな味わいが残る爽やかなシネマ鑑賞のことです。