先日に観た「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」、2024年製作米国2時間余のシネマ。1969年の人類初となる月面着陸に関わる国家の陰謀をめぐるコメディシネマ、失敗続きで米ソ宇宙開発競争に後れをとるアメリカが窮余の策として月面着陸のフェイク映像を撮影し備えるという前代未聞の極秘ミッションの進行に、真面目で実直な現場責任者と手段を選ばない女性PRプロとの対決を描きます。まだ私たちの記憶に鮮やかな人類初の「月への一歩」、ハリウッド映画的な軽妙さ満点ながらも壮大なブラックユーモアで終わらせていいのか愉しみ迷う、そんなシネマ鑑賞のことです。