センチュリーシネマで観た「アト ザ ベンチ」2024年製作日本1時間半余シネマ、映画監督で写真家である奥山由之が東京の川沿いにある「『とあるベンチ』を舞台に何気ないある日の想い出を紡ぎたい」とのよびかけに集まった4つの脚本による長編のオムニバスシネマです。仲野太賀、広瀬すずによる甘酸っぱい幼なじみの男女や、別れ話を交わすカップルと通りすがりとの会話、家出した今田美桜扮する姉と森七菜による妹との愛すべき喧嘩会話、草彅剛や吉岡里帆そして神木隆之介らの役所職員の会話等々、夫々に諸俳優の演技力も素晴らしく絶妙な距離感と臨場感もある会話劇が弾みます。さりげなく可笑しくて愉しくて、何よりも日々日常の大切さを強く想う、シネマ鑑賞のことです。