この年始2日、観たシネマ「ダーク・ウオーターズ 巨大企業が恐れた男」。世界的に有名な巨大企業、大手化学メーカー「デュポン社」の工場からの廃棄物によって土壌が汚され、やがて7万人もの大集団訴訟を7年以上にも及ぶ法廷闘争が舞台となるこのシネマ。これが実話であり私たちが今普段に使う調理器などの背景には、このような大事実があることを、全く知ることもなく使っていることに驚いた次第です。その巨大企業は、権力と資金力を使い、行政を後ろ盾にしながら、主人公を窮地に追い込みます。しかししかし、一つ一つ事実を積み重ね、企業に対置して、着実に歩みをすすめることで、世論が次第に大きく変わるというアメリカ民主主義の層の分厚さというか、ふところの深さを実感。アメリカという社会をまた認識するこのシネマ鑑賞でした。