先日夜の鑑賞作は22年日本製作の2時間余の映画「前科者」。主人公は新人保護司として奮闘するWOWOで放送された連続ドラマ版の映画版で、同名漫画(原作・香川まさひと)を基にしたオリジナルストーリーとか。有村架純扮する主人公が、罪を犯した前科者の社会復帰をめざして奔走する日々を送ります。映画では、更生生活を送る物静かなある前科者が連続殺人事件が発生することから忽然と姿を消すことから本題が開始。捜査を通じて彼の過去、そして主人公の過去が次第に明らかとなっていきます。そこには、人にはそれぞれの過去があり、幸か不幸や運不運にも出会いながら、前に進んだり後戻りしながら成長し生きていく者であることをあらためて考えます。心を開いて「弱さは武器」にして、前を向こうとする主人公の生き様に心温かくする、この映画鑑賞のことです。