煩事から解放されて、久方ぶりに観たシネマは「ブラックパンサー ワカンダ・フォーエバー」米国ディズニー社2時間半のマーベルものです。コミックヒーロー映画として世界中に多くのファンが存在し、特にこの前作はアカデミー賞など受賞したヒット作でした。今回もまた黒人が主人公であり、配役の9割ほどが有色人種という構成も今の時代を反映していて興味深いもの。今回作は、前作の妹が主役となって、ワカンダ王国の統治をリードし、海の王国との闘いに挑むという結構に壮大な舞台展開に。シネマに登場する儀式や身なり装飾や風習やスタイルの随所にアメリカ人から見たアフリカ文明への見方考え方もよく投影されていて、これまた興味深い映像に。あまり細部にはこだわらず、エンタメ冒険シネマとして、美しく迫力ある映像展開に存分に、息を呑んで愉しむ今回シネマのことです。