シネックスで観た「花嫁はどこへ?」2024年製作インド2時間余のシネマです。今や世界人口で第一位の国となったインドについて文化の視点で知る事にもなったこのシネマ。それぞれの花嫁が婿の家に向かう途中に満員列車の最中に赤いベールで顔が隠れている為に知らぬ間に入れ替わり、別の嫁ぎ先に連れていかれてしまう事からスタートします。インド社会にある深刻な貧困問題、健康や食事、教育などで切実な男女格差、夫から妻へのDV、警察の腐敗などインド社会の根深い問題にも題材にしながらも、女性の自立や身近な他者を助けようとする前向きで穏やかなユーモアも含めながら、2人はそれぞれに周囲の人をも笑顔にしながら自身の人生を切り開いていきます。インド社会と映画にふれる契機ともなる心温まる快作であるとも想う当シネマ鑑賞のことです。