NHKの日曜大河ドラマ「どうする家康」も10数回目の放映となり、愉しく視聴するこの間です。従来の英雄譚ドラマと違い等身大の強弱ある人間家康として描かれており娯楽の演出はあるとしても、主人公がタイトルの如く叫ぶ「どうする」の場面には他人事ならず共感し、固唾を呑んで鑑賞中です。弱小三河藩主の息子として生まれ、隣国今川義元への人質に出され家臣団に配属されながら、強将の織田信長に桶狭間で大敗するや一転し織田徳川同盟を結び妻子を今川より奪還。三河統一に向けて一向門徒寺院の平定、次週放映する大挙して通過する武田信玄軍との三方原合戦の大敗退、信長による妻子殺害命令や、秀吉からの小牧長久手での辛勝と関東への移封命令、関ケ原はじめの政権統一へと、歴史舞台を進行予定。意志も度量も弱いからこそ真剣に悩み吟味して、最後は天にまかせ踏ん張り克服する人間らしい家康像は、史実考証にも多少も符号するとの事。ハラハラドキドキしながらも先が愉しみな歴史ドラマの鑑賞です。