シネックスで観た「ぼくの名前はラワン」2022年製作イギリス1時間半余でフィルム26公開のドギュメンタリーシネマです。イラクで暮らす耳が聴こえないグルド人の少年ラワンは5歳の時に両親が国外移住を決断し数か月もの難民キャンプでの生活を経て後、支援者の協力を得て、イギリスに安住し、王立の聾学校に通えることとなり、少しずつイギリス手話と口語を学び始めます。みるみる上達しやがて手話で生きていく道を選びます。難民認定について内務省の審査も経ながら、他者との意思疎通できる喜びや学習と自信を得ていく過程を描きます。決して煽情的でなく静かに彼の前向きな姿が淡々と丁寧に描かれます。日本との国情の差異と課題も受けとめながら、人として生きていく価値に原点に考える視点の大切さにあらためて感慨する当シネマ鑑賞のことです。


