年明けに観た洋画3作、「アウトフィット」2022年米国製作2時間弱、1950年代シカゴの下町が舞台、英国人の裁断師である主人公がひっそりと仕立屋を営業、素晴らしく仕立てられた紳士服を変える顧客はギャングばかりで彼らの汚金の保管箱まで容認する老舗店、2人の殺し屋が店を訪れる事から予想外のギャングらの欺き合いと殺人劇が展開します。全編が密室劇風のお洒落なサスペンスシネマの鑑賞に。次に「トゥルースピリット」2023年オーストラリア製作2時間弱、16歳で無寄港世界一周の航海を成し遂げた少女の旅行記の実話シネマ化、美しく波乱とロマン満喫のチャレンジシネマの鑑賞に。「雪山の絆」2023年製作スペイン・アメリカ・ウルグアイ・チリ合作の2時間余の衝撃の実話シネマ。1972年にウルグアイよりチリに向けてラグビー選手団が搭乗する飛行機がアンデス山脈に墜落し遭難した事故を描いたシネマ。事故より36年経た遭難者が72日を経て救出され発表した著書を原作とした実話シネマ、想像を絶する過酷な環境下で、生き延びるために究極の手段で生への渇望を貫いた凄まじくしかしヒューマンな精神に満ちた実話作ですね。沈着で生命と人間力にも満ちた作品の鑑賞のことです。