「もう一度、観たいね」とのカミさんには同感の想いもあって、先の週末夜に再び鑑賞した「ラストマイル」です。今年に製作された日本シネマでは、やはりドラマの面白味の量と質面で圧倒的に群を抜く佳作シネマでは。ドラマ内容は前回紹介した如く商品物流センターを舞台に連続爆破事件の事件糾明を図るサスペンスシネマです、しかし何よりも満島ひかり扮するセンター長エレナと日本本社で統括責任を担うディーン・フジオカとの本社・現場間の時間刻みに起こる駆引きに始まり、配送子会社課長の阿部サダヲやトラック配達する職員の働く喜びと悲哀、ゼネラル企業の貪欲な営利追求が投影する爆破事件での犯人の悲惨な原因と真相等々、今ある社会生活の断面がリアルに縮図的に描かれます。何よりも凛々しくも健気に立ち向かう主人公に扮する満島ひかりは大熱演技、再度の鑑賞後もあらためて余韻に深く浸る、サスペンスな社会シネマの再鑑賞のことです。