「TOKYOタクシー」2025年日本製作1時間半のヒューマンシネマを鑑賞、本作品が91作品目を迎える山田洋次監督が倍賞千恵子と木村拓哉を主演に迎え、終活に向かうマダムとタクシー運転手の「たった1日の旅」を描くドラマシネマです。原作は2022年製作のフランスシネマ「パリタクシー」とのこと。仕事と家族に追われる木村が扮する個人タクシー運転手は高齢の倍賞が扮するマダムを東京柴又から神奈川の葉山にある高齢者介護施設まで送迎を舞台に描くこのシネマ。次第に心を許した彼女から語られたのは意外な彼女の過去の事、偶然に始まったこの旅はやがてふたりの人生を大きく動かしていく展開を迎えます。彼ら二人の俳優の所作を通じて厳しい社会の現実としかしその中でも優しい心遣いや思いやりが美しく大切なことに、しみじみ沁みるヒューマンシネマ鑑賞のことです。


