この年末に観た戦争史劇シネマ関連の5作、「モスクワ攻防戦80年目の真実」2020年ロシア製作2時間半余シネマは、ナチスドイツの大侵攻からモスクワを守る為に過酷な最前線で士官候補と看護師の学生兵が動員され犠牲となった実話シネマ、当時のスケールと規模を再現し大戦の流れを変えた史実を描きロシアでは大好評を博したシネマです。「バトル・オブ・ザ・リバー金剛川決戦」2020年中国製作2時間余、朝鮮戦争の末期に北朝鮮に進軍した人民志願軍の米国との激闘シネマでいわば国策的要素の濃い史実シネマ、多大な犠牲も払った歴史を描き中国では大ヒットとなったシネマです。「空軍大戦略」1969年英国製作2時間余、第二次大戦前期に、ドイツが破竹の勢いでフランスを占領と英国本土上空の制空権を巡っての戦いを描いたシネマ。CG技術の劣る当時、往年の実物飛行機を多数製作し当時の姿で空中戦も再現し撮影、双方の人物像も交えながら描く実話シネマです。「ジエロニモ」1993年製作米国2時間余、19世紀末期合衆国の西部開拓時代に騎兵隊に抗い誇り高く生き抜いたネイティブ・アメリカンを主題とするシネマ、脚色は措くとしてアメリカ史の一端が描かれる史実シネマです。「ブラックホークダウン」2001年米国製作2時間余シネマ、ソマリア内戦下の1993年、現地の強力な民兵組織により米軍特殊部隊が激しく抵抗を受ける戦場を描写していて米国の海外政策の一端が垣間見えるこれも実話シネマです。以上、年の瀬ごろごろと横になり往く年と歴史を偲び愉しんだ史実シネマ鑑賞のことです。
