昨夜は、ネットフリックスで「アウトロー・キング スコットランドの英雄」を視聴。これはイギリス中世14世紀に、圧制に苦しむ北部スコットランドにあって劣勢にありながら苦闘の末に勝利する実在の英雄ロバート・ブルースを描いた歴史映画。丁度日本でも、徳川家康や源義経など歴史ドラマに登場するように、英国でもその名前がよく知られている人物です。特にマグナカルタなど国民の諸権利の獲得につながる闘いの歴史を刻む当地にあって、重税と圧制から民の暮らしを守る王であることを自認して戦うという、今でも英国民には愛着と人気高い人物です。また同時代の英国での庶民反乱を描く「ブレイブハート」などと同様に正義を掲げる側が明快であり、単に宮廷貴族の争いのみに終わらない映画内容も魅力です。この間、6世紀頃を描くバイキングシリーズや、17世紀封建社会も登場するアウトランダーなど、中世封建社会を舞台とした欧州シネマに鑑賞重なる、この間のことです。