先週に観た「キングダム 運命の炎」日本製作2時間余のシネマです。原作は原泰久による漫画作品で2006年より雑誌に掲載され現在単行本69巻既刊でまだ連載中、今の累計販売部数は9900万部を超えるという日本の大ベストセラー漫画の実写映画「キングダム」の第3作ですね。舞台は古代中国の紀元前となる史上初めて中国全土を統一を果たした始皇帝と支えた武将李信が主人公。統一に向けた数々の合戦や戦闘を中心に中国大統一への一大叙事詩を描きます。今回はまだ16巻前後の中味で全体作品からはまだ序盤の域、登場する俳優も大河ドラマに起用される如く第一線のタレントが各配役に扮し演出技量を高めています。アニメ由来の創作や脚色はあるものの当時の時代考証もよく検討されていて、登場する生きた人物像や戦闘軍の陣地運用等々、先端の映像技術も駆使して変遷する広大な中国絵図を描きます。来年に4作上映も準備とか、日本版「ロードオブザリング」か「ハリーポッター」シリーズかシネマ大作出現も予感するこの鑑賞のことです。