シネックスで「どうすればよかったか?」をシネマ鑑賞、2024年製作日本配給の1時間半余のドキュメンタリーシネマです。統合失調症の症状が現れた実の姉と、彼女を精神科の受診から遠ざけた両親の姿を20年にわたって記録したドキュメンタリーです。面倒見がよく優秀な姉が研究者である両親の影響から医師をめざして大学に進学しますが、突然に事実と思えないことを叫び出します。統合失調症が疑われますが、両親は病気と認めず精神科治療の受診を遠ざけます。疑問を持つ弟の目線での20年近くカメラで姉と両親の姿を撮り続けたドキュメンタリーです。「どうすればよかったのか」、分かり合えないながらも姉の病気を認めないという矛盾を抱える生き方を続ける事、その答えのない家族愛と葛藤が生々しく描かれるドキュメンタリーシネマの鑑賞です。