ネットフリックスでシネマ「朝が来る」を鑑賞、2020年製作日本2時間余。「鏡の孤城」など気鋭の作家である辻村深月が著した作品のシネマ化。子どもを持つことを諦めた夫婦が特別養子縁組により男の子を迎え入れ新たな生活がスタート、しかしその6年後、産みの母親から返してほしいと求める突然の電話がかかることから事態は波乱の大事態に。シネマでは各々の歩んだ人生の曲折と心の機微が優しく鋭く丁寧に描かれていきます。誰しもが人生の主人公であり、生きていく上で深い哀しみと幸せを希求する軌跡を刻んでいること、愛する者には自らの犠牲もいとわず歩んだ生き様があること、みな誰しもがやはり皆の幸せを願っていること、等々あらためて想う感銘のシネマ鑑賞のことです。