先日にネットフリックスで観た「ザ・パレード」2024年製作日本の2時間余シネマ。主演の長澤まさみや他の不意にこの世の中から旅立つ事となってしまった人々が、残された愛する者への思いをテーマにして描く人間シネマですね。災害や突然事故など不幸にして死を迎えた主人公はじめヤクザや映画監督や記者であった各々が死んでも死にきれず生と死の中間の世界をさまよう姿を描きます。生前に愛したわが子や恋人や友人や父母などの姿の傍らに佇みながら、少しずつ懊悩が変化していきます。坂口健太郎や横浜流星やリリー・フランキーなど名演技、シネマ鑑賞の後、ふと他人事ではなく「我が身も同じ」と気づき一層に感深まるシネマ鑑賞のことです。