「ハルビン」2024年韓国製作25年日本公開の2時間余シネマを鑑賞、内容は1909年に中国ハルビンで起きた歴史的事件のシネマ化です。主人公は安重根(アン・ジュングン)、当時の日本が日露戦争後さらに韓国を植民地として併合する野望画策に抗して大韓義勇軍参謀中将として軍を率いて戦い、中国に訪れていた伊藤博文をハルビン駅で暗殺するという行動に奔った彼の半生が描かれます。日本で無名に近い彼も、韓国で安重根といえば中世に豊臣秀吉の朝鮮侵攻を大海戦で打ち破った名将李舜臣に並ぶ二大英雄と讃えられる有名人です。波乱多い近現代史にあって東アジアの歴史と共に、韓国と日本との狭間で人々がいかに生き抜き死に至ったのかをも知る歴史ドラマ鑑賞のことです。