先週の鑑賞シネマは、「THE BATMAN ザ・バットマン」。バットマンが登場する映像作品の歴史は古く、戦前アメリカからすでに「怪鳥人間バットマン」として映画にテレビに大活躍した長いが歴史あるシリーズです。そしてそのほとんどが、丁度「スーパーマン」のように、暴力と犯罪がはびこる都市ゴッサム・シティにあって強盗犯に制裁を加え、事件解決を図ると闇へ消えていくという勧善懲悪のスタイルに。しかしここ最近は、社会背景と時代変化の流れをうけて、善悪を超越したファンタジーを廃したジョーカーの登場や、スーパーマンやアクアマンらとタッグを組んで悪と対戦する「ジャスティス・リーグ」と、様々に意趣を凝らして登場するスタイルシネマにも挑戦をしています。そして今回は、両親が殺された過去を持つ主人公が悪と闘うという動機に関わるこの要素に対し、最狂人の知能犯がこの根源に挑み襲うというシネマ展開に。モノトーンを基調として一直線に進行する3時間シネマのことでした。