この週末にシネマ「国宝」を鑑賞、この2025年製作東宝3時間余のドラマシネマ、吉田修一による同名小説のシネマ化で任侠の家に生まれ歌舞伎役者として芸の道に人生を捧げる激動の人生を描いた人間ドラマ。主人公の持つ天性の才能を見抜いた名門の上方歌舞伎の当主が彼を引き取ることで、その跡取り息子と兄弟のように育てられ、血筋と才能という封建制度の名残り濃い呪縛の中で、生涯の友情とライバル競合を熾烈に際立たせ展開しながら技芸の道を極めていく挫折と栄光の姿を描きます。主人公に吉沢亮、生涯のライバルに横浜流星、名門家の当主に渡辺謙、他に寺島しのぶ、高畑充希や田中泯など、各々重厚で華麗な役回りを披露します、また歌舞伎芸術としての演舞と衣装や舞台装置の美しさにも快く酔い、2人の心情に深く想いも馳せる「国宝」シネマ鑑賞のことです。