毎週日曜夜NHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」、私も楽しく視聴中です。今は万一見逃しても、再放送やプライムでオンデマンドなど充実し、2.3本の一気見も可能なので楽々の鑑賞です。平氏を倒し、源頼朝の幕府発足から今は3代目将軍の実朝期、後鳥羽上皇と一戦を交える承久の乱も間近の場面で番組もいよいよ佳境入りです。幕府といえば江戸幕府の如く将軍に頭が上がらない幕藩体制と異なり、わが家の栄達しか眼中にない御家人たちの反乱が連続する治政下です。この鎌倉幕府を統治強化し京都朝廷と対決する執権の北条義時はやはり当代随一の人物ですが、歴史の中では朝廷への逆臣とされ、評価の光が当たらなかった人物像でした。歴史評価が変わった今日、尼将軍である姉北条政子と執権北条義時と息子泰時らを中心に時代が進む当時を愉しく偲ぶ、このドラマ鑑賞のことです。