先日に観た「シビル・ウォー アメリカ最後の日」2024年製作アメリカの2時間余のシネマです。連邦政府から19の州が離脱した近未来のアメリカが舞台、独立州の中核となるテキサスとカリフォルニア州同盟とその他「西部勢力」軍と、対する政府軍との間で内戦が勃発し各地で激しい武力衝突が発生するという内乱の状況下です。陥落寸前のワシントンD.C.に潜む大統領に対しジャーナリストが単独インタビューを敢行するという展開に、かつては南北戦争という世界最大の内戦も体験したアメリカで、ベトナム戦争や湾岸戦争、イラク戦争や現在もなお他国への武器支援をおこなう巨大国家を想うと、あながち全くの荒唐無稽ともいえないリアリティも感じるシネマの展開に。戦場と化した街中を主人公らが進む中で描かれる内戦の恐怖と殺意と狂気を戦慄し体感する、戦争シネマ鑑賞のことです。