昨年のシネマ上映は都合で鑑賞できず、先日ようやくネットフリックス放映され早速に観た「線は、僕を描く」、2022年東宝製作1時間半余のシネマです。砥上裕將による小説の映画化で以前にもアニメ誌で連載されたとの事、水墨画の世界を題材にし、描く映像にもその美しさが表現されてナカナカ魅了されるシネマですね。家族を不慮の災害で失いその喪失感で生きることに立ち止まった主人公の青年が水墨画の世界に出会い、孤高の師と真っすぐ純真な女性の生きる姿を通じて、絵を通じて生きる命の意味を模索する姿を描きます。主人公に扮する横浜流星もよく似合い大変に好演。水墨画に描かれるその線に、無限の可能性を秘めた自身の生き様が描かれるとする水墨画の世界と生命の意味を描く、流麗で爽やかなシネマ鑑賞のことです。