先の週末夜に観たシネマ「ザ・ファーストスラムダンク」2時間余。当シネマは昨年末に公開されて尚、すでに半年過ぎて今も上映中という好評ぶり。しかもこの4月の中国での公開は北京はじめ中国全土の映画館の約8割もの会場で公開され、どこも行列ができる混雑ぶり、すでに何回も観たファン続出という空前の大好評とか。中国での海外アニメ作品としては過去最高の人気ぶりです。私たちが観た夕刻の木曽川シネマでも、やはりそれぞれの老若男女が入る結構な人入りでの観賞でした。スラムダンクは1990年代にバスケットボールを題材に300話ちかく連載されたアニメ作品で、発行部数で数々の記録を持つ大ベストセラーアニメ作とのこと。そして今回の劇場版は、20数年の時を経て原作で描かれた最後の試合を当時とは違った視点から、描かれる主人公も人物も変えて彼の生き様や成長を描くシネマ設計と展開へ。アニメ制作の分野でも実際の模擬試合を土台にして微小な部分にまで究明してアニメ制作を実施したとの事、インターハイの試合進行も臨場感満載の作品の出来映えに深く魅了された次第でした。「ここで諦めたら試合終了」との作者のミッションがアニメ映像全体から滲み出る、感慨深い作品鑑賞のことです。
