シネマ「愚か者のの身分」2025年日本製作2時間余のシネマを鑑賞、作家西尾淳が新人賞を受賞した同名小説を北村匠海が主演し綾野剛らとの共演でのシネマ化です。愚か者になりたいと思いなった訳じゃなく、親がいなかったり虐待されたりで普通の生活が送れず裏社会に身を落とした3人の若者たちが、闇ビジネスから抜け出そうとする出来事を各々の視点を交差させながら凄まじい制裁と這い上がろうとする必死の格闘の3日間の経過が描かれます。戸籍売買や臓器売買が横行する闇社会、しかしその中からささやかな幸せを願い必死に逃げ出そうとする姿を描くサスペンスシネマ。深く哀しい闇社会の中でも一筋の光に挑む人間の爽やかな美しさに共感するこの鑑賞のことです。


