先日ネットフリックスで観た「居眠り磐音(いねむりいわね)」。この作品は佐伯泰英による時代小説「居眠り磐音江戸双紙(いねむりいわねえどそうし)」シリーズ名で書き下ろし刊行されており、累計発行部数2千万部を超えるベストセラーとなったという事実を、不肖私めは全く知っておらず今回の鑑賞に。さらに、以前にはこの関連ものがテレビドラマにもなり漫画化もされ、2019年にこの映画化となった由、大変に失礼致しました。
しかししかし、そんな背景からか、江戸より九州の小藩に帰った主人公ら3人が、予想を大きく裏切る(?)息もつかぬスピードで内容は大展開。その後に江戸に出て、田沼意次の貨幣改鋳に関わる徳川幕政にも関わる大波乱の中での展開に。勧善懲悪物と社会世相の要素も入り、剣の達人として殺陣も安心して鑑賞しながら、次なる進行への余韻も愉しめる、シリーズ凝縮(?)の時代劇シネマのことでした。それにしても、主役演ずる松坂桃李クンは優しく爽やかですね。ちゃんちゃん