今年春、観賞予定日に都合が入り見逃したシネマを昨晩プライムでみつけ、早速に鑑賞した映画「とんび」。2003年直木賞作家・重松清の小説で、すでにテレビドラマ化もされており、今回は阿部寛と北村匠海による実写映画化の作品に。内容は父親を主人公に数十年間もの年代をきめ細かく巧みに歳月の変化と生きていく重みを描きます。粗骨で不器用な主人公がその悲しみと後悔を繰り返しながらも、しかしその親と子が互いに誠実に真っすぐに進んでいく人生の軌跡と意味が描かれます。シネマの進行を観ながらも、つい私自身の至らなかった過去の体験と後悔の記憶を蘇らせながら、しみじみと感慨する昨夜のシネマ鑑賞のことです。